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伊江島の皆さんとの心の交流

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  沖縄の研修旅行に参加した生徒達が伊江島の民泊でお世話になった皆さんにお礼状を書いたということを紹介しましたが、私もこの休日を利用して手紙を認め(したため)、『縁尋機妙(えんじんきみょう)』という言葉を添えた写真と共にお送りしました。
  これは有名な陽明学者である安岡正篤氏の言葉ですが、〝良い縁が更に良い縁を尋ねて成長していくさまは誠に妙なるものがある〟という意味です。安岡氏は人との出会いの大切さについて、この縁尋機妙と共に『多逢聖因(たほうしょういん)』という言葉をあげておられます。この意味は〝良い人に交わっていると良い結果に恵まれる〟ということです。
  良い縁はそれを真剣に尋ねていくと、不思議なくらい絶妙の機会によって縁が縁を導いてくれる。そして、縁によって出会うことのできた人との絆が因となって、己がなすべき社会的な役割を発揮することができる。つまり、いい人とも善いこととも絶妙のタイミングで出会うことになるが、それを引き寄せているのは自ら作り出した縁であるということではないかと思います。社会で活躍されている人はほとんど例外なく、素晴らしい人脈をお持ちですが、縁を活かせるかどうかはその人の心がけ次第であると思います。 人は一生のうちに多くの人と出会い、色々なことを学んでいきますが、今回の研修を通じてお会いした伊江島の皆さんとの縁を大切にし、これからも心の交流をはかっていきたいものです。