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スマナサーラ老師の講演

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  3月8日(月)、学園講堂にてスマナサーラ長老のお話をお聞きしました。本校でスマナサーラ師の講演が開催されたのは5年前ですが、その長老が再び学園を訪れて、中1~中3を対象にお話いただきました。
  スマナサーラ長老は1945年にスリランカで生まれ、13歳で得度(仏門に入ること)されました。そして、1980年に来日され、現在日本においてスリランカの上座部仏教(テーラワーダ仏教)の僧侶として、上座部仏教の教義やヴィパッサナー瞑想を普及させる上で中心的な役割を果たしておられます。
  本日の講演のテーマは『よい親もよい先生もあなた次第』でした。その温厚な人柄に、どんな人なのだろうと少し構えていた生徒達の緊張感も一気に和らぎ、休憩時間や質疑応答の時間では積極的に中1生からも質問が出されました。老師は仏教とは今この場で役に立ち、自ら実践し理解する智慧(ちえ)の教えであることを説かれました。そして、日々の生活において、発想を転換することで、幸せに生きていけるという話をしてくださいました。
印象に残った言葉を以下に紹介します。
〝皆さんが親や先生から言われたとおりにやっていればロボットになってしまう〟
〝皆さんの力でよい親を育てることも、良い先生を育てることもできる。そのためには、お母さんのご飯はおいしいよという一言、2週間か1ヵ月毎に両親に書く手紙、先生、かわいいね、カッコいいねという言葉が大切である。〟
〝心から感謝し有難うという言葉を言える子どもになって欲しい。〟
〝人より先に笑うことにより、すべての人を見方にすることができる。ひいては世界を味方にすることが可能になる。〟
〝人生は自分ひとりでは成り立たない。すべての組み合わせでできている。〟
〝人生を楽しく生きるコツは自分の命は色々な人のお蔭であると考え、まず周りの人を幸せにすること。〟

  本日、生徒達は普段学校では学ぶことができない貴重なお話を聞けたのではないかと思っています。これを機会に生徒達が自らの人生を考えてくれることを願っています。