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あきらめた時が失敗

  社会で活躍している人に共通しているのは〝たゆまぬチャレンジ精神〟ではないかと思います。何事も高い目標を達成することは容易ではありません。懸命に努力してもうまくいかないことの方が多いのです。このような状況に陥った時にどのような気持ちになるかによって、人生は大きく変わると言っても過言ではありません。すぐに諦めてしまう人や目標を達成可能なレベルにまで引き下げる人も多いと思います。また、再チャレンジしても挫折してしまうこともあるでしょう。そして、二度、三度と挫折を繰り返して、最終的にはあきらめてしまうことが多いのではないかと思います。
  パナソニックの創業者であった松下幸之助氏は〝僕には失敗はない。何故なら成功するまでやり続けるからだ。〟と言って、決して諦めることはありませんでした。また、京セラの名誉会長である稲盛和夫氏は〝世の中に失敗というものはない。チャレンジしているうちは失敗はない。あきらめた時が失敗である。〟という言葉を残しておられます。
  このように社会で成功されている人は、何事に対しても諦めずに挑戦し続ける姿勢を有しておられます。まさに、できるかできないかは能力の差ではなく、執念の差であるということです。
  最近の風潮は「目標を持たない」「仮に目標を持っていても達成可能な低いレベルで留まっている」また「すぐに諦めて目標を切り下げてしまう」ということではないかと感じます。しかしこれでは、最終的に成功することはできませんし、人間的に成長するということも期待できません。学習にしてもスポーツにしても高い目標を設定し、これを何とか達成しようと努力することによって成長がはかれるのです。
  今はまさに受験シーズンの真只中であり、努力してもすべてがうまくいくということはないかも知れませんが、成功するまで挑戦し続けて欲しいと思っています。