IT化の推進による革新
昨今のIT化の進展は目を見張るものがあり、個人的にパソコンを保有している人も年々増加の一途を辿っています。また、民間企業においても一人一台のパソコンを貸与しているところが珍しくありませんが、概して学校においてはIT化の遅れが目立っています。この結果、パソコンを活用すれば、ごく短時間で処理できる仕事に多大の時間と労力をかけているケースが散見されます。
このような中で、本校は校内LANが敷設され、各人毎にパソコンが使用できるという恵まれたIT環境下にあり、かなりの事務作業の軽減がはかられています。しかし、現在学校改革の中で目指しているのは〝経営戦略の一環としてのより高度なITの活用〟です。つまり、事務を円滑に処理するというレベルから「情報の共有化をはかる」「迅速な意思決定を行なう」「上意下達・下意上達を円滑にする」等により『学校経営の仕組み』『教職員の行動』『風土』を変え、ベクトルを合わせていこうとすることを狙いとしています。そして、最終的にはパソコンをフル活用することにより余裕時間を生み出し、生徒に対する教科・生活・進路・部活動等を指導する時間や授業力を高めるための教材研究の時間を増やすことを目指していきたいと思っています。
そのために、これからはITスキルを向上させるための研修を行ない、新たな取り組みに繋げていく予定です。なお、参考までに本校でのIT活用事例は次のようなものです。
①教職員間の個別メール ②職員会議の仕組みの変更
③各種会議の仕組みの変更 ④月間スケジュールの公開・共有化
⑤校内掲示板の設置 ⑥成績処理
⑦出欠管理 ⑧経営管理の仕組みづくり
⑨情報の共有(分掌・学年・教科) ⑩広報・進路情報の公開
⑪教材の共有化 ⑫学校提言の仕組みづくり
⑬アンケートの実施方式 ⑭休暇予定の管理(動静表)
⑮スケジュール調整(面談) ⑯相互授業参観予定
⑰ホームページによる情報発信 ⑱各種経営情報の管理
⑲事務室での情報管理 ⑳教職員の休暇・出張情報 等