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「服育」の大切さ

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  昔から、教育の基本は「知育」「徳育」「体育」の三本柱であると言われてきましたが、昨今、これに続く第四の概念としての「食育」が注目されてきています。わが国において食育の大切さが叫ばれるようになってきたのは、食生活・食文化の崩壊が原因です。また、衣生活・衣文についても危機的な状況になってきており、「衣」も「食」と同様、私達の生活を支える重要な用件であるという思いから生まれたのが、第五の概念である『衣服を通じて心を育む服育』です。
  本校においては「知育」「徳育」「体育」に「食育」と「服育」を加えて5つを重点に教育活動に取り組んでいます。服育を教育方針に取り入れている学校はあまり多くないと思いますが、本校の人間教育のベースとなっているのは爽やかな挨拶ときっちりした服装、ルール・マナーの遵守です。
  人の第一印象は会って6~7秒で決まると言われていますが、その印象を左右するのは、顔・表情・しぐさ・言葉遣い・服装です。人を外見で判断してはいけないと思いますが、一般的に外見で人を判断しているというのも事実です。従って、普段より時・場所・場合(ТPО)にあった服装を心がけておくことが大切なのです。つまり、義務の時間、フォーマルな時間をOn Time、自分の自由に過ごせる時間を0ffTimeというように区分し、服装を変えるということです。このように考えると、生徒達にとってのOn Timeは学校にいる時、通学の時ということになりますが、そのポイントは毎日自宅を出る際に服装を整える、またトイレ等鏡のあるところで、都度服装のチェックをするという習慣を身につけることです。
  学校においては、毎日登校指導をしていますが、挨拶や服装について注意している生徒は大体決まっています。また、通学時にだらしのない服装をしている生徒も見受けられます。家庭における指導も是非キッチリと行なっていただきたいものです。