1学期終業式にあたって
7月20日(水)、4時限の授業終了後、マイク放送で終業式を行いました。これまでは朝、授業納め式を行ない、掃除をして下校するということでしたが、3学期制への移行に伴い、このような形に切り替えました。
終業式では、次のような話をした後、この学期中に遅刻が少なかったクラスとしっかりと掃除をしたクラスに対する特別表彰を行ないました。
今日で1学期が終わり、いよいよ明日から夏休みに入ります。新しい年度が始まって、既に3ヶ月半が経ちましたが、皆さんにお願いしたいのは“夏休みを迎えるにあたって、この1学期をしっかりと振り返る”ということです。皆さんは、4月初めには“あれもしたい”“これもしたい”と色々なことを考えていたと思います。今振り返って見て、当初計画していたことは、どれ位達成できましたか?ほぼ達成できた人、逆にほとんど達成できなかった人、随分成長したと胸を張って言える人、反面、生活習慣や学習に対する取り組みの姿勢が以前より悪くなった人等、さまざまではないでしょうか。
すんでしまったことはどうしようもありませんが、何よりも大切なことは、現状を素直に反省することです。思いどおりにならなかった人は“何故そうなったのか”という理由を明確にすることです。この反省をしっかりしておかないと、同じ失敗を繰り返すことになります。
私は、これまで社会で活躍している人を数多く見てきましたが、これらの人には共通点があります。
1つ目は〝自分の夢の実現に向けて、しっかりとした目標を持っている。〟ということです。そして、この目標を達成するために「何を」「いつまでに」「どうする」という具体的な行動計画を持っている。言い換えると、これらの人の計画には日付が入っているということです。「できるだけ早く」「全力で」といったあいまいな計画では、目標を達成することはできません。このように具体的な行動計画に落とし込まないと、夢は単なる願望に終ってしまい、いつまで経っても夢を実現することはできません。
2つ目は〝いったん自分の心に決めたことを、毎日やり続けている。〟ということです。
これは大リーグのマリナーズで活躍しているイチロー選手を見ればわかるでしょう。人間が成長できるかどうかは、当たり前のこと、簡単なことをやり続けるということです。どのような時にも例外を作らい。“今日は疲れたから”とか“他にやりたいことがあるから”という自分なりの理由でパスしないということです。
明日からの夏休み、これまでの反省をしっかり行なった上で、自分なりの目標をしっかり持ち、日々充実した生活を送って欲しいと思います。