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文化祭に寄せて

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  文化祭もいよいよ今週末に迫り、生徒達は合唱コンクールの練習や作品展示の準備に取りかかっています。毎年「文化祭のしおり」を作成していますが、本日はこの巻頭言を紹介します。
 
 〝本年、雲雀丘学園は創立60周年を迎え、これを記念して高校新校舎が建設されました。今回はこの新校舎になって初めての文化祭ということで、テーマは”心輝一転”ということになりました。これは新校舎竣工を機に、心も新たに、生徒一人一人が輝けるような雲雀丘学園を目指します!という意味が込められています。
  新校舎は、落ち着いて学習できるように、木漏れ日をイメージしたデザインで統一され、最新の設備とゆとりのあるスペースが確保されています。また、太陽光発電や雨水を利用した屋上緑化、LED照明、亜麻仁油を利用したリノリウムタイル、ウイスキー樽材など環境に関する生きた教材を数多く取り入れています。更にその一環として、この夏休みに、生徒のみなさんの協力を得て、校庭に芝生の植え付けを行いました。
  これらの環境活動の狙いは、人と社会の係わりについての深い洞察力を育て、周囲に対して色々なことに配慮できるような人間を育てることにあります。本校では〝人間教育の充実〟を教育方針の大きな柱に掲げていますが、人間力が鍛えられると自然と学力の向上に繋がり、将来社会で活躍できる人材になれると思います。
  今回の文化祭では、生徒会の役員が中心となって、作品の展示などについてはできるだけ新しい校舎で多くの方に見てもらいたいということでの工夫をしています。
 また、この文化祭で『3R』「Reduce(ゴミをださない)」・「Reuse(何度も使う)」・「Recycle(再資源化する)」に加え、「Refuse(拒否する)」・「Repair(修理する)」・「Refine(分別する)」・「Rethink(本当に必要かどうか再考する)」・「Rental(借りる)」・「Return(戻す)」・「Reform(改良する)」の『10R』を含めた計画をしています。
  クラスやクラブでの日頃の成果が、遺憾なく発揮され、すばらしい文化祭になることを期待しています。
  最後に、文化祭の開催にあたって、企画・運営に携わっていただいた生徒会の役員や文化祭実行委員、各クラス委員、各顧問の先生方に心より感謝いたします。〟