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教育実習生に対する事前指導

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  10月30日(土)午後、来年度教育実習を希望する学生に対する事前指導会を開催しました。該当者は20名ですが、今回の出席者は18名です。本校では2年前よりこの時期に事前指導会を持つようにしています。実習希望をしている生徒は全員が本校の卒業生のため、ともすると母校であるということでの甘えが生じがちです。以前は、教育実習を希望する者に対しては、無条件で全員の受け入れを行なっていたため、実習生が多数になるということもありました。また、何としても教職に就きたいという強い思いを持たずに、色々な経験をしたいという軽い気持ちの人もいたようです。これでは本人にとっても指導する先生にとっても十分な成果は期待できません。そして、何よりも実習生の授業を受ける生徒達に対するマイナスの影響も考えておかなければなりません。そこで、各大学に対して真剣に教職を目指す人に限って実習の受け入れを行ないたいという趣旨の手紙をお送りすると共に事前指導会という試みを行なうことにしたのです。
  私は全員に教職への志望動機を確認した後、教師を目指すにあたって心がけて欲しいことを中心に次のような話をしました。〝大した資源も広大な国土もない日本が国際社会で認められていくためにはグローバル人財(材)の育成が何よりも大切であること。生徒達に夢や希望を与えるためには、社会の動向をしっかりと掴む、具体的には新たな取り組みを行ない成功している事例を自ら集めること。就職が厳しいから選択肢の一つとして教職を考えるというような消極的な考え方は捨てること。皆さんは雲雀丘学園中・高で学校生活を送ってきているが、これが普通の学校であると思わないこと。生徒指導が難しい学校もあるが、教職を目指すという強い信念を持つこと。〟等です。
  今回の事前指導会に参加した全員が新たな気持ちで、来年の教育実習に臨んで欲しいと思っています。