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平成23年度対面式、着任式、始業式を終えて

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         クラス発表                  オリエンテーション

  4月9日(土)、生徒達はクラス替えになった新しいクラスでのホームルームの後、体育館で対面式を行ないました。まず体育館に中学2年・3年生と高校2年・3年生が整列、その後新中学1年生と新高校1年生が各クラスのプラカードを先頭に大きな拍手に迎えられて入場しました。その後、生徒会の委員による号令でお互いに向き合い、「よろしくお願いします」と声をかけあい、それぞれ中学・高校の新入生の代表が先輩達に対して挨拶をしました。 
 続いて、私から本年度より新たに着任された先生方を紹介し、各先生からご挨拶いただきました。この新しいメンバーを加え、本年度は専任・常勤・非常勤・事務職員の数は100名になります。そして生徒数は、中学の新入生191名、高校の新入生250名を加えて1269名ということになります。
続いて行なわれた始業式で、私は最初に「挨拶」の大切さを訴え、この4月には雲雀丘学園全体で挨拶推進運動を行なっていることに触れた後、次のような話をしました。
〝最近、色々な人から「雲雀丘学園は良い学校ですね。よく頑張っていますね。」ということをお聞きするようになってきました。確かに新校舎が建ち校庭が芝生化され、素晴らしい教育環境が整ってきたこともありますが、それよりも皆さんの学習面、部活動面、生活面、進学面などの取り組みが評価されてきていると思っています。これからも是非、皆さん一人ひとりが、学校を代表しているという自覚と誇りを持って行動することにより、全員で素晴らしい学校を作っていきましょう。
さて、先日東北地方を中心に、マグニチュード9.0の巨大地震が発生し、多くの人が津波で一瞬に亡くなりました。皆さんと同じ年頃の生徒もこの津波に巻き込まれてしまいました。将来の大きな夢や希望を持って頑張っていた生徒の皆さんにとっては本当に残念だったと思います。そして、今もなお避難所生活を送っている人も数多くいます。校舎が津波に流され無くなってしまったり、避難所に当てられているため、授業を再開できない学校も数多くあります。皆さんは今回の震災で、日頃あたり前のように思っていた生活が、実は多くの人に支えられて成り立っていることがわかったと思います。人間はお互いに助け合って生きているのです。このように考えると社会で役立つ仕事はいくらでもあるのです。
皆さんは、今の生活に感謝すると共に亡くなった人の夢や思いを引き継ぎ、是非将来社会で役立つ仕事を見つけ出してください。そして、毎日「明るく元気に生き生きと楽しく」充実した学校生活を送って欲しいと思っています。〟