« 被災地への支援活動~文房具をおくる | メイン | 学校経営~人材の確保と育成 »

お子さんの学校選びにあたって

P1030190.JPG P1030200.JPG

  先週、公文教育研究会の依頼を受けて「これから望まれる教育~社会で役立つ力を育てる」というテーマで、小学校の児童を持つ保護者を対象にお話しました。最近、このような講演の依頼が増えてきていますが、時間の許す限り、お受けしていきたいと思っています。

  今、子どもの受験校を絞り込むのに悩んでおられる保護者が多いように感じています。特に中学受験は『親の受験』と言われているように、子どもよりも保護者の意向が反映されることになりがちです。そして、親が希望する中学に入学させるために、小学校の低学年の頃から「詰め込み式の知識偏重型」の教育を行なうという傾向も見られます。しかし、大切なことは人間としてのしっかりとしたものの考え方です。思いやりやまごころ、感謝、おわび、忍耐といった気持、やってよいこととやってはいけないことの見極め、規則正しい生活習慣なのです。そして、学習については基礎・基本をしっかりと習得することです。さらに、学習に対する興味・関心を持たせることが重要なのです。
  また、最近気になるのは、あまりにも身近なことに目を奪われて、大きな視点で物事を見ていない人が増えてきているということです。今、世界は急速に変化してきています。子ども達が社会に出て行く10年後、20年後には、世の中は今とは比べ物にならないくらい大きく変わっているはずです。これらのことを保護者が理解しておくことが必要です。そうしないと、中学・高校を経て大学に進学するということが最終目的になり、卒業しても社会で通用しないということになってしまいがちです。
  
  そのため、私は保護者の皆さんに対しては、できるだけ「これからの社会の動きがどうなるか」ということを取り上げてお話しするようにしています。学校選びについては、お子さんの個性が伸ばせるかどうかをしっかりと見極めてあげることが大切であると思います。そのためには、必ず色々な学校に足を運び、お子さんに向く学校なのかどうかを確認していただくことが必要です。

  本校においては、年間を通じて、入試説明会やオープンスクール、校舎見学会、授業参観等を行なっています。また、随時入試相談も行なっていますので、いつでもお越しください。