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第4回(2011)環境フォーラムの開催

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      環境大使による開会宣言         環境宣言の日について説明
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      各学年による発表             ジョン・ギャスライト氏による講演

  5月28日(土)、中学生と高校1年生を対象に『第4回環境フォーラム』を開催しました。2008年に環境ジャーナリストの枝廣淳子氏を招いて、第1回環境フォーラムを開催し環境宣言を行なってから、実に3年が経過するということになります。
  
  〝冒頭、私からパワーポイントを使って環境フォーラムの趣旨をお話しましたが、その内容は次のとおりです。
  ①私達が住む青い星、地球。この地球が今悲鳴を上げています。
  ②温暖化により南極や氷河の氷が解け、ツバルは水没の危機にさらされ、ハリケーン・カトリーナに代表される異常気象等、さまざまな環境問題が生じてきています。
  ③この大きな原因は急激な人口の増加です。地球の人口は、人類の誕生以来ほとんど増加せず、西暦元年の頃はわずか2.5億人でした。その後1800年には10億人、2000年には65億人となり、現在は約70億人になっています。そして、今後も増え続け、皆さんが50~55歳になる2050年には91億人になることが予測されます。そして、発展途上国の人達が豊かな暮らしを求めるようになってきます。
  ④この結果、食料、水、エネルギーといったものが、不足することになります。また、このままの状況を放置しておくと、地球の環境はますます悪化し、海面が6メートルも上昇し、多くの陸地が水没することになります。
  ⑤我々は〝人間の活動が環境問題を引き起こしている〟ということを認識し、一人ひとりが行動を変えていかなければなりません。
  ⑥個人で」「学校で」「家庭で」皆さんがやれることはいくらでもあります。身近なすぐできることから始めてください。
  ⑦最後に、本校では、3年前に、環境宣言を行ない、5月29日を『環境の日』に制定しました。スローガンは  
  ◇自ら考え身近なことから行動に移そう  
  ◇後の世代に負の遺産を引き継がないようにしよう     
  ◇かけがえのない美しい地球を守ろう  です。
  それでは、全員で力を合わせて、本日の環境フォーラムを盛り上げていきましょう。〟      

  
  忘れてはならないのは、すべての環境問題は人間が作り出しているということです。環境教育においては、単に環境についての知識を持っていることでは不十分であり、勉強すればそれで終わりということではありません。自ら学ぶ、自ら考える、そして自ら行動することが大切です。本校においては、6月、7月は環境月間としてさまざまな環境活動を行なうことにしていますが、是非、ご家庭においても環境活動を推進していって欲しいと思っています。また、この期間には環境に対するさまざまな話題を取り上げていく予定です。