« 梅干の漬け込みとトマトの実 | メイン | 埼玉県私立中学高等学校協会による教育視察 »

高校PTA学級委員会の開催

P1020865.jpg
  7月1日(金)、昨日の中学PTA学級委員会に続いて高校PTA学級委員会を開催し、冒頭、次のような話をしました。
  〝新しい学期が始まり、3ヵ月が経過しました。この間、大きな事故もなく生徒達は元気に学校生活を送っており、体育大会や修学旅行(高校2年)等の行事を通じて、クラスとしてのまとまりも出てきているように感じています。お蔭様で、最近本校は色々なところから注目されてきており、多くの方が来校されるようになってきました。今までなら問題視されなかったことでも話題になりがちですので、一層気持ちを引き締めて、一段高いレベルを目指していきたいと思っています。
  さて、東日本大震災によって、世界が大きな転換点迎えることになりました。農業、漁業をはじめ物づくりやエネルギー政策等さまざまなものの枠組みが変わってきます。この中で私達の生活のあり方も見直していかなければなりません。現在、学校では生徒達が、自主的な省エネ活動を展開しつつありますが、是非ご家庭においても身近な事から取り組んでいただきたいと思っています。
  これまで、本校では「社会で役立つ人材を育てる」という基本の考え方に立って、「人間力」と「学力」の両立をはかることを目指して教育活動に取り組んできました。最近、民間企業の経営者や人事責任者の方と話していると、簡単なことができていない、言われたことしかやらない、自ら深く考えることをせず、どうしたら良いかすぐにすぐにたずねる、努力せずに諦める、といった社員が増えてきているとのことです。これらの気になる行動はすべて今の生徒達にも当てはまることであり、これらをしっかりと改善しておくことが、将来社会で活躍することに繋がると思います。本日、お子様を通じて『夏休みの過ごし方について』のプリントをお届けしますが、是非当たり前のこと、簡単なことをおろそかにせず徹底するという姿勢を貫くよう指導して下さい。
  最後に大学進学について心配されていると思いますが、学校の名前で選ぶのではなく、できるだけ将来の仕事の分野を決めて学部を選び、その上で大学を選ぶということが大切です。来週、月曜日からは期末テストが始まります。しっかりと集中して、テストに臨んで欲しいと思っています。〟
  この後、保護者の皆さんからの報告や質問があり、意見交換をして約1時間にわたる委員会は終了しました。親から見れば子どもの生活態度や行動については常に何かと気がかりなことがあるものです。本校は家庭と学校が連携して子どもを育てていくという『共学』を基本方針に掲げています。気になることがあれば遠慮なく相談していただきたいと思っています。