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夏期休業個人懇談始まる

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  夏期休業に入って、保護者個人懇談が始まりました。本校では例年、この時期に保護者の方々とクラス担任が子どもさんの学校生活や学業成績、部活動等について話し合いの場を持つことにしていますが、この懇談も3学期制に変更したことによって、メリハリが出てきたようです。
  以前は授業時間を確保するということで、2学期制を採用していましたが、これでは夏期休業に入る前に成績が出ていないということになります。一方で、個人懇談を終業式の前に実施していたため、夏期休業に入る前の数日間はどちらかと言うと締りのない期間になっていました。この移行措置によって、保護者にとっても、はっきりと成績が示されるため、課題が明らかになってきています。
  本日も朝から多くの保護者の方がやや緊張した面持ちで次々と来校されました。懇談場所はクラス毎に決められていますが、中学生の保護者の皆さんは校長室の前の廊下を通って懇談の部屋に行かれるため、私もできるだけ声をかけさせていただき、何人かの方とお話しさせていただきました。特に中学1年生の保護者にとっては、入学して最初の懇談です。中学生になって、初めて電車で通うようになり、英語をはじめ新しい授業が始まり、多くの地域から来る生徒達との学校生活がスタートする等、環境が大きく変化しています。そのため保護者にとっては、心配されることが多いと思います。
  懇談終了後は、多くの保護者の方のホッとされている様子が窺い知れました。皆さんからは「学校に行くのが楽しいと言っています」「最近体力がついてきたようです」「学校のことをよく話してくれます」「仲の良い友達もできたようです」「クラブに入って頑張っているようです」といった答えに混じって「勉強しなくて困っています」「だんだん親の言うことを聞かなくなってきました」「きっちりした目標が見つけられないようです」という声も返ってきました。
  私は「中学や高校で身に付けておかなければならないのは、良い生活習慣です。まず人間としての基盤となるものをしっかりと身につけさせることが大切です」また「反抗期というのは、成長していくためのステップですから大きな気持ちで受け止めてあげて下さい」ということを伝えました。子ども達はこの中学・高校時代で、心も体も大きく成長していきます。
  本校の基本の考え方は、家庭と学校が連携して子どもを育てていくという『共育』です。夏休み期間中、ご家庭での指導を宜しくお願いします。