実りの秋~花梨と柿
《花梨(かりん)》 《柿》
暦の上では既に立冬を過ぎましたが、林檎やみかん、ブドウ、ナシ、クリ等が店頭に並び、季節の味を楽しんでおられる方も多いのではないかと思います。私の家でも先日、色づいた花梨(かりん)の実を収穫しました。花梨は林檎と同じバラ科の落葉樹ですが、残念ながら実は固くて食には適しません。そのため、折角実がなってもそのまま放置している家庭も多いようですが、焼酎に氷砂糖を加えて輪切りにした実を漬けて、半年くらいおくと「花梨酒」ができあがります。これは喉(のど)の痛みを和らげる効果があるため、毎年花梨酒を作り、風邪をひいた時などに重宝しています。
また、本校の南門の横には柿の木があって、実が色づいてきたため、校務員さんが収穫してくれました。皮は少し固かったですが、むかずにそのままいただきました。この他、学校には銀杏の木があり、毎年多くのギンナンの実が生ります。強烈な匂いがするため敬遠されがちですが、手間をかければ十分食用にすることが可能です。
日曜日の朝には「趣味の園芸」という番組(NHK教育)がありますが、最近草花だけではなく野菜や果樹栽培についても分かりやすく解説してくれています。私も当初、広い庭がないからという理由で諦めていましたが、これらは鉢やプランターでも十分栽培できることが分かってきました。自家自給率を高めるためにも、身近なところから是非行動を起こして欲しいものです。