第57回中学校卒業式の開催
3月19日(土)、昨日までの雨も止み、暖かな天候の下、57回目となる中学校の卒業式を行ないました。思い起こせば3年前、満開の桜の花が咲き誇る中で入学してきた生徒達はこの3年間で体も随分立派になりました。教科書のぎっしり詰まった鞄を肩にかけ必死に登校してきた姿が懐かしく思い起こされます。この57期生とは大山への林間学舎や沖縄への研修旅行に同行し、学校では見られない素顔の生徒の姿を知りました。また、カナダ研修に参加した生徒も数多くおり、色々なことを思い出しながら153名の生徒一人ひとりに私から卒業証書を渡しました。
次いで3年間欠席・遅刻・早退しなかった24人の生徒に対して一人ずつ名前を読み上げて皆勤賞の授与を行ないました。その後、県大会3位以上の成績を上げた団体・個人に対して、特別表彰を行ないました。今年の受賞は個人が1名、団体が「囲碁・将棋部」「剣道部」「女子硬式テニス部」「ギター・マンドリン部の4部です。
続いて、「校長式辞」、「理事長祝辞」、「祝電披露」、「卒業生の言葉」、最後に卒業生全員による「卒業の歌、旅立ちの日に」、そして全員による「学園歌」で卒業式は感動のうちに終了しました。
57期性はコース制を導入して2年目に入学した生徒達です。私は「挨拶、服装、ルール・マナーを守る」といったことの大切さを訴え、中学の全校朝礼では『環境』をテーマに色々な話をしてきましたが、「凡事徹底」や「学び 考え 行動する」という姿勢をしっかりと身につけてくれれば、将来大いに期待できるのではないかと思います。
生徒達は間もなく高校生になりますが、ほとんどがそのまま雲雀丘学園高校に入学します。高校は中学とは異なり義務教育ではありません。そのためには、意識を切り替えることが何よりも大切です。そうしないと、高校1年生ではなく中学4年生ということになってしまいます。この卒業を機に、生徒達がしっかりと新しい生活に向けての準備を行ない、高校生活を力強くスタートしてくれることを祈っています。