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日高川からのみかんのプレゼント

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  3月16日(金)、和歌山県日高郡日高川町の玉置俊久さんからみかんが送られてきました。
  玉置さんは元、松下電器四国支店時代の同僚ですが、家業のみかん作りを継承するということで、会社を早期退職されました。そして、自ら〝みかん百姓〟と称し安心安全を目指して肥料の有機化や減農薬のみかん作りにチャレンジしておられます。一方で、日高川町観光協会の会長に就任し、和歌山県の天台宗最古の寺である道成寺に京都の妙満寺から実に420年ぶりに釣鐘を里帰りさせたり、手づくりログハウス倶楽部を立ち上げたり、備長炭の産地を売り込むため「日本一長い焼き鳥」に挑戦する等斬新なアイデアで活性化に取り組み『魅力ある日高づくり』を推進されています。まさに地域にとっては〝町おこしのプロデューサー〟として、なくてはならない人なのです。
  そして、2009年には日高川町長選で第二代目の町長に選出されました。町長就任後は近年増加し続け農作物に大きな被害をもたらしている猪や鹿を獲ってジビエの加工場を新設する等の新しい取り組みをスタートさせ、全国から注目を集めています。しかし、昨年日高地方を襲った台風で大きな被害が発生しました。今、玉置氏は陣頭指揮で村の復興に注力されています。私もこれまで何度か日高川を訪れましたが、有名な道成寺を有し、ミカンをはじめ、日本一の紀州備長炭、自然豊かな山林で育った原木椎茸、日高川漁協の鮎・アマゴ、シカや猪のジビエ、ホタル等自然の魅力が一杯に溢れています。機会があれば、是非一度現地を訪問してみてください。 
  今回届けていただいたみかんは、来週の月曜日に卒業を迎える中学3年生と教職員に配らせていただきました。伊予柑や紅八朔、デコポン等大小取り混ぜたさまざまな種類の規格外のみかんでしたが、新鮮で甘さが口の中に広がりました。玉置さんのご好意に心よりお礼を申し上げます。
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