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高校1年生対象進路講演会の開催

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  3月10日(土)、高校1年生を対象とした、外部講師の方による進路講演会を3つの会場に分かれて開催しました。講演では3人の講師の方から、それぞれ大学入試の現状から学習方法に至るまで、非常にためになる話をしていただきました。昨年、この講演会は高校2年生を対象に実施しましたが、今年は1年前倒しすることにしました。後、1ヶ月で生徒達はそれぞれ進級することになりますが、高校3年生になった時点で志望大学を絞りきれていない状況では満足のできる進路実現はできません。そのため、高校2年生から志望学部・志望大学を目指して取り組むようにしていきたいというのが、前倒しの狙いです。現在の高校1年生は、中学にコース制を導入した最初の学年にあたっており、この学年がどのような進路を実現するかは、本校にとっても教育の成果が問われることになります。
  そのため、本校ではこの学年(56期生)を改革1期生と呼んで、さまざまな改革を行なってきています。とりわけ、本年度からすべてのコースを対象に『国公立対応型のカリキュラム』に切り替えると共にコースの再編を行ない、従来の「特進Ⅰ」と「特進Ⅱ」を『特進』に一本化することにしました。
  常に生徒や先生に話していますが、大学進学が最終目的ではありません。将来、社会で活躍するためにどういう学部を選ぶのか、その学部であればどの大学を選ぶのかというステップが大切であると思います。つまり、大学への進学にあたっては、将来(上)から物事を見るという視点が不可欠です。現時点では、将来どういう分野に進みたいかが決まっていないという人も、数多く見受けられますが、様々な機会を通じて、社会の動きを把握するようにして欲しいと思っています。そうすれば、活躍できる場は数限りなくあるのが分かってくるはずです。
  また、大学受験は人生における節づくりととらえることもできます。自分なりの目標を決め、その目標の実現に向かって日々努力していく。仮に、うまくいかない時があっても逃げたり、安易に目標を下げないことが大切なのです。この経験は将来社会に出てからも大いに役立つのは間違いありません。
   生徒達が、今回の講演を参考にして、更に意識を高め、直ちに行動に移してくれることを期待しています。
  また、この講演会の後には、保護者対象の講演会も行ないましたが、約120名の方が熱心に耳を傾けておられました。大学受験は個人戦ではなく、団体戦であると言われていますが、家庭の協力は欠かせません。進路選択にあたっては是非、十分な話し合いを行なっていただくと共に学習環境を整えてあげて欲しいと思っています。