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平成24年度のスタートにあたって

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 今年度は、中学、高校とも過去最高の志願者で入試が行われ、過去最高の入学者を迎えてスタートを切ることができました。とりわけ中学入試は、6年生の児童数減少に加え、景気動向の影響もあり年々厳しくなってきているといわれています。厳しい情勢のなか、このような結果をおさめることができました。寄せられた期待に応えられるよう一層努力しなければならないと、責任を痛感しております。

 中学改革から5年目を迎えます。新しい制度の下で入学してきた生徒たちが中学1年生から高校2年生までになります。一年先行して高校改革を行っておりますので、高校3年生だけが違うシステムになっています。このような体制で24年度がスタートします。私たちが第二ステージと位置づけています中学改革後の生徒たちが卒業していく前の年、第一ステージ最後の年であります。
 第一ステージでは、幅広い学力層の生徒たちに、3つのコースに分けきめ細かく対応することにより、今まで「進学では物足りない」とされてきた本校の評価を大きくかえる成果を上げてきました。最後を締めくくる3年生(55期生)は、今までやり残してきた課題をやりきり、第二ステージへとつなげる努力をしています。本校は、「上の学年(先輩)が自分たちの持てる力を最大限発揮し成果をあげ、下の学年(後輩)に高い目標を提示する。それを下の学年が乗り越えていく。」好循環になっています。必ず、第二ステージの生徒たち(56期生以降)にとって挑戦意欲をかき立てられる目標を提示してくれると確信しています。

 今年度は第一ステージを完結させる年であり、第二ステージの幕開けにふさわしい準備をする年にもしなければならないと考えています。そして第三ステージのイメージを明確にする年でもあります。
 60数年前「雲雀丘一帯は、古くからの住宅地でありながら教育機関に恵まれず、教養・文化の高い居住者達の間に、この地にふさわしい学園を要望する声が高まっていました。・・・この地域の住民、財界、教育界の有志により、社会奉仕の目的のもとに学園創立の委員会が生まれ・・・学校法人雲雀丘学園設立の認可・・・」(学園の歴史)により創立されたように、今また時代の要請により「人間教育の充実」と「学力の向上」を両立させた「関西を代表するすばらしい学園」の誕生目指して頑張ります。

                     平成24年4月1日
                      校長 影浦 正二