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「共育」・「共学」そして「共成」

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 荒れ狂った春の荒らしも過ぎ去り、風は強いというものの春らしい日差しが戻ってきました。桜も一段と開花が進み、校庭の芝生も心なしかうっすらと青い色が出てきているようです。

 本校では従来から生徒の育成にあたって、家庭と学校が両輪となって進むことをモットーにしてきました。と申しますのも、中学から高校にかけての6年間というのは人生で最も多感な時期で、自我の目覚めとともに大人へと成長していく時期です。このときによくいわれるのが、子どもは周りの大人を観て育っていくということです。周りの大人とは家庭ではお父さんやお母さん、学校では先生です。この周りの大人を批判的に観ながら自分というものを確立していきます。大人よりも友達同士の影響の方が大きくなる時期でもあります。反抗期といわれる所以です。
 しかし、この時期は自立していく上では大変重要だといわれています。子どもたちのネットワークはすごいものがあります。子どもはネットワークを組んで大人に対峙してきます。大人がバラバラで対応していては太刀打ちできません。だからこそ、子どもを取り巻く大人のネットワークが大切になってきます。
 本校では子どもを親と先生がともに育む「共育」、子どもだけでなく親も先生もともに学ぶ「共学」、の姿勢が大切だとしてきました。ここに、子どもだけでなく、親も先生もともに成長する「共成」を付け加えたいと考えています。「共育」・「共学」そして「共成」です。

 今の自分に満足することなく、新しい自分を作っていくということは年齢に関係ないと思います。
 24年度を迎えるにあたっての人事発表の場で、校長を筆頭に成長した新しい自分を作り出すことに取り組み、新たな雲雀丘学園中高等学校になるように力を合わせて頑張りましょうと訴えかけています。