« H24.4.11高1オリエンテーション合宿出発 | メイン | さあ自然学舎、「チョットした勇気」を »

学校行事における宿泊行事の持つ意味

H24.4.13%E5%AE%BF%E6%B3%8A%E8%A1%8C%E4%BA%8B%E3%81%97%E3%81%8A%E3%82%8A.jpg
    H23年度の宿泊行事しおり

 多くの学校で宿泊行事が行われています。本校でも学年全体が対象の宿泊行事は高校三年生以外のすべての学年、五学年で行っています。

 宿泊行事は、古くから寝食を共にすることによって友情や仲間意識を芽生えさせると言われています。これにとどまらず、学年行事となると人数も多くなり、集団生活という意味合いもでてきます。普段少人数で行動していると簡単に行えることや短時間でできることも多人数になるとそうはいきません。食事をするにしても会場への移動を始めいろんな制約がでてきますので、簡単にはいきません。ここから余裕を持って行動することや全体の動きの中で自分がどう行動すれば良いかなどを学んでほしいと思っています。また、助け合いや譲り合いだけではなく、集団をリードするリーダーの必要性も理解してほしいと思っています。宿泊行事等の企画においてねらいや目的を明確にして取り組まないと集団生活のマイナス面だけがでたり、グループの一層の固定化につながり、かえって集団がぎくしゃくしたりします。決して、軍隊調の訓練という意味合いや指示するだけのリーダーを求めているのではなく、全体を把握し、他人への思いやりや気配りができ「みんなのために力を尽くせる」リーダーの育成をねらいとして取り組む必要があると考えています。生徒の自治力を高めていく、そのためのリーダーです。

 今回の高校一年生のオリエンテーション合宿は一泊二日の短期間でしたが、全体として生徒の意識の高さ、自治力の芽生えを感じさせてくれました。宿舎の方への最後の挨拶で、生徒の代表がお世話いただいたことへのお礼と感謝は勿論のこと「一泊二日でしたが中入生と高入生の壁がとれたように思います」と言ってくれたことがこの合宿の成果の一端を物語っていると感じました。
 志んぐ荘の皆さん本当にありがとうございました。