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体内時計と学習効果

 体内時計というものがあります。「個体の生活のリズムが光・温度などの外的条件と生物の生理条件との総合によって決定され、一定の周期を持つということ。また、それをつかさどると考えられる、生物体内のしくみ。」と新明解国語辞典に書かれています。

 若い頃は目覚まし時計が鳴ってもなかなか起きることができませんでしたが、最近は目覚ましが、とんと必要なくなりました。年を取るにつれて、体内時計が正確になるとも思えないのですが、朝というよりむしろ明け方になれば自然と目が覚めるようになってきました。目が覚めるというか、長く寝られない。寝るにも体力がいるということを、ひしひしと感じています。気が付いたらまだ暗かったので、夜が明けていないのかと思えば夕方まで寝ていたという、若い頃の思い出が懐かしく思えます。

 名古屋大の小田裕昭准教授らの研究で、「肝臓でリズムを刻む体内時計が、食後に膵臓から分泌されるインスリンで調整されている」ということが分かったようです。肝臓の体内時計の異常や、不規則な食生活がメタボリック症候群の原因、「朝起きて規則正しく朝食をとることがメタボ予防につながる」(小田准教授)とのことです。

 昔から言われています。太陽とともに生活をしていれば良い、早寝、早起き、朝ご飯が大切だと。これは、体内時計やメタボ対策だけではありません。学習効果に影響を与えるとも言われています。是非、実践したいものです。