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中学2年生環境講座

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 中学2年生が、林間学舎に向けての事前学習として、サントリー水科学研究所の水間さんに講師をお願いして、環境講座を行いました。
 林間学舎の柱は大山登山です。全員が頂上を目指して登ります。もう一つの柱が「森と水」について学習する環境教育です。大山のある地域は天然のブナ林があるところでも有名です。また、大山は「雲をつくる山」ともいわれ、雪や雨が豊富なところです。ブナ林と雨、そこから天然の良い水が湧き出ます。水を大切にするということは森を大切にするということになります。また、森を豊かにすることは海を豊かにすることになるといわれています。これらの学習や植林を現地の「サントリー天然水奥大山ブナの森工場」で行います。先輩たちが行ってきた植林が、どのようになっているかも楽しみです。ちょうど、高校2年生の修学旅行で実施している「感響プログラム」から北海道占冠町に「雲雀丘の森」が誕生したように、大山にも「雲雀丘の森」ができるほどに成長していてほしいと願っています。「天然水の森」の管理計画等、鳥取大学農学部と共同で進めておられるとのことですが、本校もこの夏、「サイエンスキャンプIn 鳥取大学」と称して、中学3年生・高校1年生の有志が2泊3日の日程で研究活動に参加させていただくことになりました。これも大山が取り持つ縁だと感謝しています。
 お陰様で、「人間教育」の柱として実施している「学び・考え・行動する」環境教育もシッカリ根付いてきました。これらの活動の中から、自分の行動が他人や社会にどう繋がっているのか、どのような影響を与えるのかを考えられる生徒になってくれると信じています。