« 学園小学校対象説明会 | メイン | 芸術鑑賞会 »

講堂での高校朝礼

2012.07.11%E9%AB%98%E6%A0%A1%E6%9C%9D%E7%A4%BC%20001.jpg
 今日は久しぶりの高校朝礼です。行事の関係で、学園講堂で実施することになりました。高校1年生から3年生まで、約800名近い生徒が収容人数900名の講堂に移動します。生徒はいつもより早くから準備をして行動していますが、座席数には余裕があるものの、限られた空間への出入り口を通っての入場となります。当然のこととして、渋滞が発生します。東京大学の西成教授が「渋滞学」を研究されていますが、その指摘の通りです。

 朝礼の時間は8時30分から45分までの15分間です。講堂内では生徒会の役員が必死になって指示をだし、少しの遅れで朝礼が始まりました。この間、披露できなかった囲碁部の高校囲碁選手権兵庫県大会男女とも団体準優勝、放送部のNHK杯高校放送コンテスト県大会奨励賞、写真部や女子硬式テニス部など6件の賞状伝達を行いました。

 校長講話は、「彼を知り己を知れば、百戦して殆(あや)うからず」、「彼を知らずして己を知れば一勝一負す。彼を知らず己を知らざれば戦う毎に必ず敗る」(孫子の兵法)を引用して、期末考査の結果から「己を知る」、自己分析をシッカリすること、そして、「彼」=「学習」との勝負に勝てるようにしようと手短に終わりました。

 わずか15分間のために800名近い生徒が講堂に移動して朝礼を行うことに、いろんな意見があると思います。しかし、一人で行動すれば何でもないことが、多人数で行動すれば渋滞のような、予知はできても時間の予測ができないことがあること、そのような中でもリーダーの指示が的確であればスムーズに行くこと、などを学ぶ機会でした。「やってみなはれ」精神の実践だったと考えています。