中学野球部が芝生の手入れ
中学野球部が校庭の芝を刈ってくれました。グランドが使えないので、練習場所を校庭に変更したら、芝が延びてきているので刈ろうということになったようです。最初は慣れない手つきでしたが、顧問の先生の指導で要領もわかってきたらしく、楽しそうに全員であたってくれていました。自分たちで整備した芝生の上で気持ちよく練習をしていました。気分は甲子園の外野の芝生の上かもしれません。
本校は、環境教育としていろんなことに取り組んでいます。イネやトマトの栽培、雨水の利用、ゴミの分別など多方面にわたっています。これらの基本は自分たちの生活している身近な所に目をやり、どのような問題があり、何ができるかなど問題意識を持たせることにあります。校庭の芝生化もそうです。校庭が芝生になったことにより、目に映る緑の効果、照り返しの低減や冷却効果などを生徒たちは実感しているはずです。さらに、それらの管理は誰かがやってくれて、自分たちはその恩恵をこうむるだけという考え方ではなく、そういった環境を維持管理するために、自分たちは何ができるのか、何をする必要があるのかを考えられる生徒であってほしいということです。
芝刈りの様子を見に校庭に降りると、「おはようございます」、「おはようございます」と元気な声があちらこちらから聞こえてきます。部員たちが挨拶してくれているのです。気持ちのいいものです。
甲子園の常連校同士が同じ宿舎になったとき、「マナーの競争をしましょう」ということになったという話を聞いたことがあります。自分たちが野球に打ち込めているのは誰のお陰か、それを考えると自分たちは今何をしないといけないのかということが自覚できているということだと思います。さすが常連校。