明日12日はペルセウス座流星群がピーク
「蛇の頭髪と猪の牙、青銅の手を持ち黄金の翼で空を飛び、視線を合わせた者を即座に石に変えてしまうという怪物の3姉妹、ゴルゴンがいました。ゴルゴンの末娘メドゥーサの首を取れという王からの難題をペルセウスは見事に果たし、帰途に海の神ポセイドンの怒りにふれて生贄になっていたアンドロメダ姫をメドゥーサの首を使って救いだす。」というギリシャ神話があります。ここから、ペルセウス座とアンドロメダ座が誕生します。ペルセウス座は約135年周期で太陽の周りをまわっています。この軌道上を毎年お盆の頃に地球が通過します。その時に、軌道上にあるチリの中を地球が通ることによって流星が発生します。毎年決まった時期に決まった場所から流れる流星を「流星群」と呼びます。このペルセウス座流星群が今年は8月12日〜13日にかけて北東の空に登ってきます。条件がよければ、1時間当たりに数十個の流星が見られるそうです。この日は三日月状の細い月が日付の変わる頃に東の地平線上に顔を出します。天気が良ければ、今年は月明かりが少なく見つけやすい絶好のチャンスです。ロンドンオリンピックも最終日です。男子マラソンの結果がでた頃から見え始めるのではないでしょうか。夜更かしもこの日までです。
「視線を合わせた者を石にする魔力を持つ怪物を、自分の楯を鏡のように磨きそこに映る相手を見ながら退治した」という英知の持ち主ペルセウス。「爪の垢を煎じて飲む」のたとえがあります。「チリ(流星)を煎じて飲む」わけにはいきませんが、あやかりたいものです。流れ星が消えるまでに願い事をすれば、叶うといいます。願い事(目標)を用意しましょう。沢山の願い事が叶うようになるかもしれません。