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学習スタイルについて

 「学問に王道なし」のところでも書きましたが、学習の仕方に特別な奇策はありません。昔からよく言われている「予習と復習」が大切だということです。この予習と復習ですが、どちらか一方だけというわけには行きません。予習があっての復習であり、復習があっての予習です。ただ、授業に臨む姿勢として考えた場合は、是非とも予習を大切にしてほしいと考えています。復習は、習ったことをシッカリ身につける「守りの学習」とすれば、予習は「攻めの学習」です。次に学習するところはどんなところかも含め、いわば未知の分野に自分なりの見通し、筋道をつけて考えることになります。さらに進んで、授業展開も自分なりのものが考えられるかもしれません。「学習の記憶は能動的な方が活性化している」ということからいっても予習の効果は大です。それに復習が入れば、予習で一回脳に情報を送っていますので、復習をすれば2回情報を脳に送ったことになります。大切な情報だと「脳をだます」ことになり、記憶の定着が図れます。また、忘却曲線からいっても、穏やかな下降になります。
 明日から二学期が始まりますが、学習の基本スタイルとして、予習を重視してほしいと考えています。習う前に、まず自分で調べられるとこをは調べ、予備知識を持って授業に臨む。場合によっては見当はずれなことがあるかもしれません。しかし、それが授業で発見できれば、より鮮明な記憶として残るはずです。
 既に、予習重視の学習が定着している人が多くいると思いますが、攻めの学習」と「守りの学習」攻守バランスのとれた学習が雲雀丘学園の学習スタイルになって欲しいと考えています。