高校1年生JICA国際交流授業
書道実習 調理実習
JICA(独立行政法人国際協力機構)は、外務省所管の独立行政法人で、開発途上地域等の経済及び社会の発展に寄与し、国際協力の促進に資することを目的としています。きょう、JICA職員2名とブータン、インドネシア、エジプトなど9カ国から橋の建設について学びに来られている17名の研修員の方が来校されました。高校1年生と国際交流授業を行うためです。
本校生は、書道実習や一緒におにぎりを作る調理実習では先生役を務めました。午後からのワークショップでは、本校生は折り紙を研修員の方はそれぞれのお国の文化や風習などを相互に教え合いました。もちろん会話は英語で行っています。どこまで細かく説明できたか理解したかは様々ですが、気持ちは通じ合い交流はできたと思います。
学びの方法はいろいろな形があります。普段の授業のように先生が主導ですすめていく形式もあれば、今回のワークショップのような形式もあります。いずれの場合も学びの主体である生徒がどのように活動しているかが大切なところです。教えてもらうという受け身の姿勢から、教えるという能動的な対場を取り入れることによって、自分の理解の不十分さに気付いたり、考えていることを相手に伝えることの難しさを実感したりします。このことは自らが学ぶ立場に立った時、貴重な経験として生きてくる筈です。
「具体から抽象へ」、いろいろな体験・経験を通して学びを深めていく、高校1年生にふさわしい国際交流授業だと思います。研修員の方の帰り際の笑顔がきょうの内容の充実ぶりを物語っていました。