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創立記念日に向けて・・・その1

 創立記念日は10月1日です。今年は30日が日曜日ですから、連休になります。雲雀丘学園の誕生の頃を「学校創設趣意書」からみたいと思います。
 「行政区割の関係によりその地区自体の義務教育機関たる小・中学校なく子供の教育に困難を感じて参りました。而も此の宝塚沿線地区には教育に理解を持ち子供の教育を熱愛する家庭多く従来その子弟の教育を慎重にして学校をあれこれと選択し、公立学校以外の私立学校に交通機関の難渋をおかして遠く通学せしめて来た実情にありました。・・・そしてこの地区の普通の家庭は止むなく関係地区の他村の学校に教育を委託する状況にあります。而も当該町村にはその経済的見地から今日学校建設を之に委ねることは殆ど望まれざるところであります。ここに於いて只管児童教育愛護の立場からかかる社会問題を何とか解決し此の地区にふさわしい我々の学校を建設したいとの念願が凝ってここに同志獲得を発起した次第であります。・・・さしづめ川辺郡西谷村立小学校雲雀丘分教場として認可をとって居りますが完成の暁にはかの委託生等をも広く吸収し独立の小学校とし更に接続の中学校をも作り一大総合雲雀丘学園にして行きたいとの高遠なる希望を持って居ります。・・・昭和24年5月、学校創設委員会委員長鳥井信治郎、副委員長木本勇二、副委員長田岡佐平」ほかに委員26名、顧問3名の方が名前を連ねておられます。(創立30周年記念誌)
 村立の分教場としてスタートした学校を独立させ、私立の総合学園をめざしていく運動でした。学校改革のDNAの起源はここにあるといえます。