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創立記念日に向けて・・・その2

 昭和24年4月15日、川辺郡西谷村立西谷小学校雲雀丘分教場として入学式が行われました。これが始まりです。「有る物は木造の一教室、土井、石黒の先生2人に36人の生徒だけだった」(創立30年記念誌)ようです。小学校の教育は公立か私立か検討中だったそうですが、「本小学校は西谷小学校分教場として発足し『独立校』として独自の教育方針で発足する。本村の一方的教育方針の強要はしない。但、儀礼的、形式的な管理下にあることを了承する」などが雲雀丘小学校創立委員会と西谷村との申し合わせ事項の中に盛り込まれていました。創立当初から「独自の教育方針」を持つ「独立校」をめざしておられたことが伺えます。
 涙ぐましい募金活動などを経て、翌、昭和25年8月24日学校法人雲雀丘学園設立が認可され、雲雀丘学園小学校・雲雀丘学園幼稚園がスタートました。同年9月30日開園式が行われ、翌日の10月1日を開園記念日と定められました。
 その後、昭和28年雲雀丘学園中学校の設置が認可されました。入学者は男女各1組(男子29名・女子21名)でした。卒業生が出る昭和31年に高等学校設置認可と続き、現在にいたっています。高校の1期生は男女各1組(男子55名・女子24名)79名でした。
 創立記念日を入学式の行われた4月15日に定めていましたが、平成13年に開園記念日である10月1日に変更されて現在に至っています。公立の分教場としてスタートした小さな学校でしたが、設立関係者が大きな目標や夢を持ち、それを実現して来た歴史がこの学園にはあります。