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謹賀新年

 2013年のスタートです。今年の干支(えと)は巳ですが、干支は本来「十干(じっかん)」と「十二支(じゅうにし)」の組み合わせで表します。今年の場合、十干は「癸(みずのと)」、十二支は「巳(み)」となり、「癸巳(みずのとみ)」となるそうです。このような呼び方はいろんなところに使われています。甲子園球場の呼び名は、1924年「甲子(きのえ)」に竣工したところからきています。「壬申の乱」「戊辰戦争」などもそうです。でも、私たちには、今年の干支はといえば「巳です」という方がなじみ深いと思います。「巳」は本来、「己(い)」という字からきており、草木の成長が極限に達した状態を表すとされています。勢いを表す良い年です。
 今年は、本校にとっては、学校改革の第3ステージの土台を盤石なものにする大切な年です。第3ステージとは、学校の仕組みや制度のことだけを言っているのではありません。各自が自分の中にある未だ開花していない資質や可能性を見つけ出し、それを開花させるための努力をしていくことにほかなりません。学習面やクラブ活動など学校生活全般において、更に大きく前進させるとともに、「学びの質」を更に高いものに転化させていくことにつながります。「自ら進んで学びを追求する生徒集団」を作り上げることになります。そのための仕組みや教職員・生徒の意識改革など、多くの課題に取り組まなければならないと考えています。
 「成長が極限に達した状態を表す」巳年にふさわしく、生徒が生き生き活動している学園になるよう努力していく決意です。