大阪府公立高校前期入試の志願者確定
大阪府の公立高校前期入試の志願者の発表がありました。今年大きな注目を浴びている普通科の前期入試がどうなるか、併せて、3年目になる文理学科への影響も気になるところです。
文理学科で見てみると、この3年間連続して志願者が増えているところが、3校あります。3年前と比較すると、大手前+110名、北野+89名、天王寺+84名となっています。減っているところが4校です。四条畷-166名、豊中-113名、岸和田-107名、茨木-106名です。文理学科全体として-198名となっています。普通科が前期入試に参加したことがどう影響するかは分析の難しいところですが、昨年度と比較して大きく変動しているところがあります。志願者が増えている大手前、北野、天王寺の3校は約60〜80名プラスになっています。減っている四条畷、豊中、茨木の3校は約80〜100名のマイナスになっています。増えている学校が市内にあり、減っている学校が郊外にあるということも偶然とは言えないかもしれません。
普通科の倍率は平均3.69倍(一学区は3.81倍)という高倍率になっています。しかし、考えてみれば、前期80名募集ということは、普通科の定員を320名と考えると、従来後期に受験していた人のほとんどが前期を受験するようになっているということかもしれません。
いずれにしても、公立高校の受験という点を考えてみれば、異常ともいえる高倍率です。言い換えると大量の不合格者がでることになります。本校も大阪府から多数の受験生があり、「併願戻り」が影響を受けると思われます。後期にもう一度受験機会があるというものの、これが本当に教育的なのかどうか考えなければいけないと思います。