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魚上氷(うおこおりをいずる)

 きょうは「立春」の末候「魚上氷(うおこおりをいずる)」です。「川や湖の水がぬるみ表面の氷が割れて魚が飛び出してくる様子を表しています」(くらしの暦)。さすがにこの辺りでは、氷が張るような寒さはもう峠を越したようです。きょうの暖かさは春を思わせる陽気でした。
 兵庫県公立高校の推薦・特色選抜入試が行われています。大阪府では私立高校1.5次入試が始まり、20日に行われる公立高校前期入試の出願もきょうが最終日になっています。9日に私立高校入試がスタートしてから、この10日間ほどは中学3年生にとっては受験一色の期間です。本校もB日程入試を18日に行い、平成25年度入試を終えます。兵庫県も大阪府も3月に公立高校の後期入試が控えています。本来なら、こちらがメインになる入試ですが、すっかり早まり入試のメインが2月に移ったような印象を受けます。中学3年生の3学期は、中学の課程を修了すべく、落ち着いて学習する状況にはなりにくくなってきていると察します。
 少し前までは、私立高校を一つだけ、もしくは私立高校と公立高校を各一校受験するというのが一般的でした。ところが、近年受験の機会が以前より増え、3・4校受験することが可能になっています。機会が増え選択肢が広がると、自分にあった学校選択がおろそかになったりする弊害もでてきたりします。行きたい学校を見失わないようにして下さい。
 氷に閉ざされ、水温も低く、動きを抑えじっと耐え忍んでいた魚が動き出すが如く、入試という氷から飛び出し元気一杯活動できる春はもうそこまで来ています。