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宇宙からの落とし物

 2月15日、ロシアに隕石が落下した、とTVのニュースやユーチューブで報道されました。衝撃波で多くの窓ガラスが割れ、負傷者1200人、被害半径は100km以上と言われています。早くから16日に小惑星が地球に最接近し通過すると言われていましたから、この小惑星と関係があるのかと私は思いましたが、そうではなかったのです。米航空宇宙局(NASA)によると、ロシアに落下した隕石の大気圏突入前の重さは約1万トン、直径は約17mと推定され、直径約45mの小惑星とは軌道が異なるため完全に無関係とのことです。また、日本時間の16日午前4時25分ごろ、この小惑星が地球に最接近し、インドネシアの約2万8000キロ上空を通過したとも発表しました。
 突然空から隕石が落下。恐ろしいことです。しかしこれは珍しい現象ではないようです。国立天文台などによると、隕石落下は1年当たり200~300個程度確認されるそうです。6500万年前にはメキシコのユカタン半島に直径10km以上の巨大隕石が衝突し、大気変動をひきおこし、恐竜の絶滅につながったという説があるようなものもあります。巨大隕石については落下の危険を事前に察知する態勢を整えているそうですが、今回落下した隕石は監視の目にひっかからないサイズで、この程度の大きさでは事前予測ができないとのことです。事前予測できたところで、人間の力ではどうしようもないことですが。
 今回の隕石や巨大地震など自然の計り知れない大きな力の前では、人間の力はちっぽけなものです。このちっぽけな力の中での出来事ぐらい、解決できるようにしたいものです。