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いよいよ国公立大学2次試験

 国公立大学の2次試験が近づいてきました。文科省の発表によりますと、2次試験の確定志願者数が昨年より5141人減り、48万9672人で、募集人員に対する倍率は昨年より0.1ポイント減の4.8倍だそうです。とくに、後期日程の志願者が減少しているようです。センター試験の平均点が例年より低くなったことが影響しているのではないかとの見方もあります。
 国立大学の志願者は4.4倍で0.2ポイント減少し、公立大学はほぼ横ばいの6.4倍のようです。学部別に見ますと、医学・歯学系と薬学・看護系の学部がいずれも5.9倍と最も高く、次いで、農学・水産系と人文社会系がそれぞれ4.7倍、理工系が4.6倍、教員養成系が4.2倍となっています。これらは学部別に見た志願者の動向で、個々の大学の競争率は違ったものになり、難易度も変わってきます。
 今年の特徴はなんと言ってもセンター試験が難しかったということが挙げられます。当初の予測と違った結果になり、戸惑っている受験生も多いと思います。センター試験の結果と2次試験の結果を合わせて合否判定が行われます。済んでしまったセンター試験の結果をいつまでも引きずっていては、結果が目に見えています。今できることは、これから実施される2次試験に最善を尽くすことしかありません。これは、センター試験をうまく乗り越えられた受験生にも言えることです。2次試験が1日で終わるところもあれば、2日間に及ぶところもあります。最初の科目や初日の出来が気になるところですが、大事なことは最後まで諦めないことです。「過去は変えられないが、未来は変えられる」、このポジティブシンキングが「勝敗を分けるカギ」になります。