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「こどもの日」

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 「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」日、これが「国民の祝日に関する法律」に定められた「こどもの日」です。きょうは65回目の「こどもの日」になります。
 今朝の新聞各紙が「32年連続で子ども減少」との記事を書いています。総務省の発表によりますと、全国の15歳未満の「子どもの推計人口」は、前年より15万人減少したとのことです。これは、32年連続の減少で、総人口に占める子どもの割合は12.9%になったというのです。米国19.6%、仏国18.6%、中国16.5%、韓国15.6%、ドイツ13.2%などより低く最低水準とのことです。さらに、65歳以上の総人口に占める割合は24.1%と過去最高を更新ということですから、少子化と同時に高齢化が急ピッチで進んでいるということになります。
 年齢構成の歪な状態は短期間でなるものではありません。毎年データを収集して統計処理をしています。変化の様子は手に取るように分かっていた筈で、それに対する対策などを行ってきた上での現状だということです。どこの国であれ、いつの時代でもその国の将来を担っていくのは子どもたちです。その子どもたちがどんどん減少していくということは、その国の未来はどうなるのかは明白だと思います。
 子どもの将来が明るく、期待の持てる社会をつくるのは大人の責任です。歯止めの利かない少子化は、私たち大人が責任を果たしていないことの反映かもしれません。少なくとも子どもたちが夢や希望を持てる学校にしていく責任が私たちにはある、と痛切に感じる次第です。