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公開授業旬間

 学校では授業を始め、部活動や各種行事など生徒を指導する場面はたくさんあります。その中でも授業の時間が一番多くなります。新しい知識や技術・技能の獲得をはじめとして仲間との意見交換を通し学び合い成長するのが授業です。成長をするのは生徒だけではありません。指導する先生も成長する場だ、と私たちは位置づけています。「学び」の中心的役割を授業が担っています。この授業を磨く取り組みの一環に「公開授業旬間」を、本校では設定しています。各教科で研究授業も行いますが、もう少し気軽に授業を見学できるようにしたものです。指導案をプリントして用意しなくても良いことになっています。もちろん、担当する教科だけではなく、他教科の先生の授業も見学できます。「我以外皆我師(われいがい みな わがし)」、これは吉川英治氏が作品のなかの宮本武蔵の言葉としているものです。また、「われ以外みなわが師 (私の人生観)」という本も出されています。他人からだけでなく、自然にある草木一石に至るまで「我が師」として「教えを請う」ことができるというものです。
 時を同じくして、教育実習生の研究授業も佳境を迎えています。大変忙しい時期でもありますが、暇だから学ぶことができるというものでもありません。概して、忙しいときこそ時間を有効活用し、かえって多くのことができるようになったりするものです。一学期も折り返しが過ぎ後半戦にさしかかっています。「授業は生徒も先生も成長する場」、それに相応しい授業力をつける一助に、この旬間がなることを期待しています。