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素数ものさし

 長さ18cmの竹のさしに2、3、5、7、11、13、17の目盛りしか刻まれていない「ものさし」が手に入りました。今ひそかなブームで品切れ状態が続いているといわれている「素数ものさし」です。「あえて不便なものを使うことで得られる楽しさを知ってほしい」と京都大学の研究者らが考案したもので、値段も577円と素数になっています。
 素数とは、1と自分自身以外に正の約数を持たない、1でない自然数のことであるということはよく知られています。数の素であり、数の元素といわれ、1以外の自然数は素数の積で表すことができます。この素数を使った「ものさし」です。例えば6cmはこのさしのどこにも表示されていませんが、11cmと5cmの間、13cmと7cmや17cmと11cmの間に隠れています。それ以外にこのさしの中に19カ所隠れているそうです。絶えず暗算など計算が必要とされます。
 今はこの対極にある測定器具もでています。床から天井までや壁から壁までの距離をレーザー光線を使って瞬時に正確に測ることができるようなものです。ゴルフにも利用されています。距離を測るだけでなく、傾斜を計算した距離を出してくれるという優れものです。距離は正確に測定できたとしても、その通り打てるかどうかの方が大きな問題なのですが。ただ、これに頼ってしまうと目で見た距離感とかが養えないように思えます。使えない時には非常に不安になったりもします。
 「あえて不便なものを使う」楽しさの中に大切なものが隠されているように感じます。