6回目を迎える環境フォーラム
2008年5月29日、中学1年生から3年生までが一堂に会し、環境ジャーナリスト枝廣淳子氏の「不都合な真実を超えて」というテーマで基調講演をいただき、環境教育に積極的に取り組むと同時に「5月29日を環境の日にする」という環境宣言を行いました。以後、一年間の取り組みを集約して「環境フォーラム」を毎年行ってきました。今年は週末の6月8日(土)に6回目の「環境フォーラム」を実施することになっています。
環境の取り組みは、各学年の行事と関連づけた環境講座、文化祭での生徒会が中心となってのゴミの分別、家庭科が呼びかける地産地消によるeco弁当作りなどとして定着してきています。60周年にあわせた高校新校舎は、太陽光発電や雨水を利用した屋上緑化などを備えたecoスクールに、校庭は天然芝による緑化へと生まれ変わりました。この間の取り組みの中から、中学生を中心に環境活動に取り組む「環境大使」の組織化や地域のコミュニティと連携した里山再生の取り組みへと発展してきました。きょうから北海道へ修学旅行に出かけている高校2年生は占冠村にある「雲雀丘の森」を目の当たりにし、先輩たちの「感響プログラム」の取り組みを実感することでしょう。
本校の「学び・考え・行動する」ことを基本にした環境の取り組みは、「人間教育」は勿論のこと「本物の学び」の原動力、それが「学力の向上」へと繋がっていくことになると考えています。今年の「環境フォーラム」は他校からも参加していただくことになっています。お互いの活動を交流し、更にステップアップしていく契機になるものと期待しています。