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夏本番


 「雷三日」に「梅雨明け十日」という言葉があります。子どもの頃、親から聞いたことを思い出します。どちらも、梅雨明けに関してのことです。「雷三日」は、雷が鳴るような不安定な天気は3日ほど続くという意味から、いよいよ梅雨前線が北上して梅雨が明けるということのようです。そして、梅雨が明けると、一週間から十日ほどは太平洋高気圧に覆われて、気温の高い夏らしい晴天が安定して続くことが多い、という昔の人との経験則のようです。
 「梅雨明け十日」の言葉通り、連日晴天が続き各地で猛暑日を記録しています。とりわけ、今年は梅雨明けが例年より早く、暑さに体が慣れていないうえに連日の猛暑日ですから、「熱中症」が心配されます。室内でも熱中症になる場合があります。部活動は特に注意が必要です。本校では、グランドのクラブハウスや体育館に熱中症対策として製氷機を用意しています。これらを活用しながら、こまめに水分を補給するなどの対策を心掛けて欲しいと思っています。先日、本校を会場として中体連剣道競技が行われましたが、この時に参加校へ製氷機の氷を配って喜ばれた、との報告も聞いています。
 期末考査が終了したといっても、模試があります。夏期講習もあります。とりわけ今年は厳しい夏になりそうです。夏本番に向け、心も体も慣らしていく必要があります。
 きょう偶然クマゼミの羽化を目の当たりにすることができました。「シャンシャン」と鳴くクマゼミの大合唱は暑さを助長しますが、羽化の様子を観ていると、地中生活が圧倒的に長く、地上での「短い夏」を過ごす「懸命さ」を感じました。いよいよ夏本番です。