芸術鑑賞
きょうは芸術鑑賞会です。全校生徒は1400名を越えますので、900人収容の学園講堂に入ることができません。そこで、午前中は高校生、午後からは中学生が鑑賞しました。お越しいただいたのは、アンサンブル・ベガのみなさんです。1998年、阪神淡路大震災からの心の復興を願い宝塚ベガ・ホールを本拠地に活動されています。きょうのテーマは「音楽・・・それは『いのちの味方こころの友だち』」です。ベートーヴェン、モーツァルトやチャイコフスキーなどのクラッシック音楽です。トルコ行進曲、交響曲第五番「運命」、バレエ音楽「白鳥の湖」、歌劇「トウーランドット」など有名なものばかりです。
本校では、「本物の学び」の一環として芸術鑑賞会を位置づけ毎年実施しています。映像やCDなどに録音されたものではなく、生徒に「本物」をナマで聴いたり、鑑賞する事をねらいとして計画しています。そこには、息使いや表情が鑑賞するものに伝わり、それがまた演奏する人に反映して演奏に生かされるという相互作用が生まれます。この空間や雰囲気は、演奏者と生徒によってつくり出される、ただ一度だけのものです。今回の演奏はクラッシックでした。クラッシックには、「何世紀もの時の流れを越えて、それでもなお人々の心に届く名曲には、世の中が変わっても変わらない真実があります(音楽評論家ひびき としや)」。きょうの鑑賞会、生徒の心に何が届いたでしょうか。届いたものは人によって違うかもしれませんが、自分に届いたものを大切にしまっておいてくれることでしょう。アンサンブル・ベガのみなさん、素晴らしい演奏ありがとうございました。