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「個」の成長を目指す「夏休み」

 きょうで一学期最後の授業が終わりました。あすは終業式、そして夏休みとなります。夏休みは、いつも言っていることですが「休み」ではありません。各人がそれぞれ自分の課題を追求し、大きく成長させる準備をする期間です。授業とは位置づけが違いますが、夏期講習は全学年で実施されます。高校1・2年生の一貫・選特は強化勉強会があります。中学2年生は林間学舎で環境学習と大山登山を行います。学校生活とは違った形での仲間作り、学年の集団作りなどに取り組みます。
 有志の活動になりますが、高校1・2年生のNZ研修は3週間におよぶファームステイと語学研修を行います。また、中学2・3年生のカナダ研修は日程こそ11日間と少し短くなりますが、同様の活動を行います。いずれも、日本とは文化、風習の違うところで生活することになります。「自立」を大きなテーマに掲げています。家族のこと自分のことを見直す機会にもなると思います。昨年からスタートしたサイエンスキャンプは3大学で実施、と発展してきました。多くの参加希望者がありました。定員の関係で人数を絞らざるを得ませんでした。選ばれた生徒は、行けない生徒の分まで頑張ってきてくれることと期待しています。研究者体験も同様です。この企画は、たぶん全国のどの高校でも実施していない、というより出来ない素晴らしいものだと思います。
 これらの活動ができるのは、「休み」だからです。「休み」こそ、「個」を成長させるチャンスです。また、「個」の成長が2学期以降の「全体」の成長、レベルアップに繋がり、それが「個」に良い影響を及ぼすという好循環にもなります。ただ、漫然と過ごすのではなく「個」の成長を目指す課題を持って、「夏休み」に臨みましょう。