« 高校OS&説明会に向けて・・・2 | メイン | 高校OS&説明会に向けて・・・4 »

高校OS&説明会に向けて・・・3

 「学びたい」、「成長したい」と言う気持ちは受験生に限らず皆が持つ共通したものです。本来、「学び」は楽しく、学べば学ぶほど「もっと深く知りたい」、と努力を惜しまず取り組んでいくものなのですが、必ずしもそうなっていないのが現状です。決められた時間に、知識をいかに効率よく、要求された形に加工して取り出すか、が問われる受験は、「理解している」かどうかを問うことと少し意味合いが変わってきます。「分かっていても」時間内にそれを形として表さなければ「分かっていない」ことになります。これに対応するためには、独自の取り組みと対策が必要になります。しかし、この対策がメインになってしまうと、「学び」の本来持っている「楽しさ」などが薄れてしまいます。「高い点数」がでる科目が「好き」で「得意」なもの、そうでないものが「嫌い」で「不得意」なものという判断をしてしまったりします。好きな科目だけど「点数がでない」というものもあるはずです。この中には必ず伸びる要素があるのですが、点数にこだわると「不得意」から「苦手」なものに変わり「嫌い」なものになってしまうことがあります。
 人生の土台を築くといわれる大切な高校時代です。この時にこそ、効率や目先の結果だけに捉われず、いろんなことにチャレンジしてほしい。その中で、「苦手」だと思っていたことが、実は「こんなに面白いもの」だったのかといった経験をしてほしい、と考えています。「本物の学び」の追求を目指しているのはその為でもあります。もちろん「受験対策」も軽視すること無く取り組むことは当然のことです。