高校OS&説明会に向けて・・・4
「学び」は学校で学習する科目の学びだけではありません。高校時代は、仲間や家族のこと、そしていろんな社会事象を通し、物の見方や考え方、自分の生き方などを模索する時期でもあります。自分の考え方を確立していく過程で、時として仲間や周りの親を含めた大人と「衝突」したりもします。「自立」へ向けての「もがき」といわれる大切なものです。
学校では、科目の学習を通じてこのような課題についても考えていくことやその力をつけていくことになりますが、独自の課題として取り組む必要もあります。「とにかく一生懸命勉強して大学へ行けば良い」、といったことではこれらの課題に真っ正面から対応したことにはならないのです。「何のために勉強するのか」、「何のために大学へ行くのか」、もっと根源的に「自分の生きている意味は」などについて自分なりの「答え」を見つけないと気が済まないからです。これらの課題を追求するものとして「キャリア教育」というものがあります。学年進行や発達段階を考えていろいろなものが用意されています。これらについてはどこの学校も同じではありません。学校の考え方があらわれてきますので、学校選びの大切なポイントになります。
心や体、「頭」も大きく成長する高校時代に、どのような高校生活を送るかは将来の生き方を大きく左右します。「勉強」だけ、「クラブ」だけでは十分といえないことは当然のことです。多くの大人は、あの時「もっとこんなこともしとけば良かった」と後悔の念を持っています。その教訓を踏まえ、受験勉強に打ち込むことが必要なのです。