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猛暑の中にも

 連日40℃を越す地域が出て記録更新とかいわれていますが、この暑さ、いったいどうなっているのでしょうか。40℃といえば、お風呂の湯の温度です。服を着たままお風呂に入っているのと同じことになります。日本一の清流、四万十川が流れる四万十市での記録です。なんでも、チベット高気圧と太平洋高気圧の二重重ねで、空気が圧縮され気温が上昇しているとのことです。気体を圧縮すると温度が上昇するというボイル・シャルルの法則がこんなところに登場するとは思いもよらなかったことです。おまけに記録的な小雨と地形の関係からフェーン現象が起こり、このような高温が連日続いたようです。
 しかし、季節は「立秋」も過ぎて、秋です。お盆の入りを迎えています。昨夜というか、きょうの1時前、ペルセウス座流星群の流れ星を見ることができました。都会の空は星も数える程しか見えない程明るいので、半ば諦めの気持ちで眺めていると、北東の空に明るい糸を引く流れ星が出現しました。しかも僅かな時間の間にまた一つ。さすがに都会でも条件が良ければ見えるのだと感心すると同時に、広大な宇宙空間の中で寸分違わず繰り広げられる現象にある種感動を覚えました。また、暑さのせいかも知れませんが、最近クマゼミの鳴き声も峠を越したように感じます。そう言えば、「立秋」の次候「寒蟬鳴(ひぐらし なく)」に入っています。「カナ カナ カナ」と鳴くヒグラシは何となく物悲しく感じ、いかにも夏の終わりを感じさせてくれるセミです。猛暑の中にも次の流れ、秋へ向かっての流れは着実に進んでいるのだと思います。