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お盆休み

 あすから3日間は学園の特別休暇になります。特別休暇が来れば、夏休みの前半が終了という感じになりますが、実は、後10日程、後半というより終盤の総仕上げ、ラストスパートということになります。夏期休業中の多くの行事も高3の第4クールの講習と徳島大学でのサイエンスキャンプを、部活動では剣道部がきょうから行う夏合宿を残し、ほとんど終了しています。二学期に向けて、学習環境を整備する工事も行われています。中央棟の外壁塗装と防水工事、校庭の芝生のメンテナンスなどです。必要な時期にその対策を打っておく、そのことがそのものを大切にすることであるし、長持ちさせることに繋がるのは何事にも共通することです。授業のある学期中には出来ないことなので、休暇中に集中することになります。
 この特別休暇ですが、一般的には「お盆休み」という言葉で親しまれています。古くは、休みをとって実家に帰る「薮入り」という風習もありました。私も小さい頃から「お迎え火」で「先祖の霊」を迎え、「送り火」や「精霊流し」でお送りするものだということで育てられ、「お盆」は「盆と正月」というように大切な行事と教えられてきました。「親族が一堂に会し、先祖や故人を偲び、今日ある自分をかえりみる」というお盆の理念は、いつの時代にも必要で大切なものだと思います。
 マラソンのラストスパートでは最後の給水ポイントが勝負所になったりします。夏休みの最後の給水ポイントは「お盆休み」です。家族揃って一緒に過ごし、それぞれの思いや願いをシッカリ肌で感じとり、ラストスパートをかけるエネルギーを蓄える期間になれば、と願っています。