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「SPP」に採択される

 「サイエンス・パートナーシップ・プログラム(SPP)」は、文科省の「次世代を担う人材への理数教育の拡充」施策の一環として、学校と・大学・科学館・企業等の連携により、生徒の科学技術、理科・数学に関する興味・関心と知的探究心等を育成することを目的とする事業です。平成18年度より、独立行政法人科学技術振興機構が主催している事業です。これは、全国で選ばれた学校の生徒だけが体験できるプログラムになっています。
 今年度、全国で採択された機関は、高等学校を中心に444でした。プラン別の内訳は「初A」が100、「A」が344になっています。中学校でみますと、「初A」17、「A」32の計49となっています。兵庫県では、「初A」は本校の「日本の食糧を守る〜水産資源の確保〜」だけ、「A」は本校の「発酵から学ぶ食品の科学」と県立大学附属中学の2校が採択されました。
 本校では、既に中学3年生から高校1年生にかけては「サイエンスキャンプ」、高2・高3には「最先端科学実験教室」・「研究者体験」と、取り組んでいるプログラムがあります。今回採択された「SPP」は中1・中2がメインになって活動してくれることを期待しています。環境教育と共に「本物の学び」をさらに充実・発展させていく上で大きな一翼を担ってくれるものと確信しています。
 当然のことですが、「本物の学び」は理系分野に特化したものではありません。人文・社会科学分野も視野に入れ既に検討しています。来年度は新たな展開を見せることになると思います。