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グローバル化に向けて

 経済のグローバル化に伴い、教育のグローバル化が叫ばれている時代です。本校では、今から約30年前の1985年、高等学校に国際科を設置し、来るべきグローバル化の時代を先読みした教育を展開してきました。原書講読、中国語・スペイン語・フランス語などの第2外国語の選択、比較文化研修といった独自科目の設定、短期か一年かの選択制の留学制度の導入などもおこなってきました。そうした国際科の取り組みは、中学にカナダ研修を生み出す風土もつくりあげてきました。約20年続いた国際科ですが、2007年に募集を停止し、普通科にコース制を導入した改革を行い現在に至っています。
 国際科の募集停止は、グローバル化に対応した取り組みを放棄したわけではありません。国際科が作り上げてきた成果を普通科に受け継ぎ、全校的な取り組みにするという積極的な意味も込められていました。現行のNZ研修、カナダ研修、留学制度や留学生の受け入れ、海外の学校との交流などとして受け継がれています。ドイツのヘルバルト校とは長くなりますが、昨年からはスコットランドの学校が交流に訪れるようになっています。今年も、きょう高校1年生を中心に授業やクラブ活動での交流をしています。
 新しい取り組みの導入を含め、現行の取り組みをさらに発展させ第三ステージに対応したものにするための検討を始めています。