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「スポーツ祭東京2013」


 「スポーツ祭東京2013(第68回国民体育大会)」が開幕しました。東京で国体が実施されるのは、昭和34年の第14回大会以来、54年ぶり3回目だそうです。9月28日の総合開会式は、56年ぶり2回目となる2020年東京オリンピックをイメージしたものとして行われたようです。
 きょうから実施されるテニス競技少年女子の部に、本校の中学3年生が兵庫県の代表として出場しています。本校生が国体に出場するのは、1999年の熊本国体(剣道競技少年の部に高校3年生が出場)以来となります。
 1回戦は山口県と対戦しました。チームは2名で構成され、3ポイント(シングルス2・ダブルス1)のうち2ポイント先取した方が勝者となります。シングルスで2ポイント取ればダブルスは行われませんが、そうでない場合はダブルスで勝敗が決します。兵庫県チームは、3時間に及ぶ熱戦の末、2対1で勝利を収め、あすの2回戦への出場を決めました。2回戦は第1シードの東京都が相手です。
 どのチームもインターハイへ出場するなど県を代表する選手たちです。勝敗の行方は、技量の差もさることながら、精神的要素が大きなウエイトを占めます。剣道には「四戒」という言葉があります。「驚(驚く)、懼 (おそれる)、疑(疑う)、惑(惑う)」の4つの心の動きです。危険や危機を回避するなど、人が進化の過程で生きながらえるために獲得した感情と考えられ、身を護る役割として大切な働きをしているといわれるものです。この感情を制御し(戒め)、瞬時に適正な行動を起こす修行を繰り返すことを説いた教えです。あすは、第1シードに「懼 (おそれる)」ことなく対戦してくれるものと期待しています。