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「本物の学び」に注力

H25.10.30%20-%20%E3%82%B3%E3%83%94%E3%83%BC.jpg 学園に在籍する幼稚園、小学校、中高等学校の園児・児童・生徒の家庭に配布される学園情報誌「ひばり」の巻頭言に「本物の学び」を書きました。受験を考えておられる方に参考になればと思い、その一部を紹介します。

 「今、中高等学校は『本物の学び』に注力しています。単なる知識の習得だけを目指すものではありません。生き方と結びついた『学び』です。『学ぶ』は、教わる通りに本を読んだり、物事を考えたり、技芸を覚えたりする『まねぶ』の変化といわれます。『まねる』ことにより、今まで出来なかったことが出来るようになり、更に新しいものに挑戦しようと意欲をもって課題に挑むようになるものです。授業の受け方も、必ず予習をして臨み『出来た』という成功体験とともに新たな発見に出会い、『よっし、次は』と意欲的に取り組む『正のスパイラル』へと進めるようにしたいと考えています。
 日常の授業を基本にしながら、授業で学習する範囲を超え興味・関心のあることを追究させることも大切だと考えています。その具体例が、鳥取大学・徳島大学・名古屋大学で実施しています『サイエンスキャンプ』やサントリー生物有機科学研究所での『最先端科学実験教室』や『研究者体験』などです。中学生や高校生が大学の先生や研究者の方に直接指導をしていただき、深い『学び』を行っています。これらの参加者の中から、日本生物学オリンピックも昨年の敢闘賞から今年は銅賞へとステップアップしています。大学との連携は、昨年一大学、今年は念願の医学部を含め三大学へと広がっています。来年は更に大学や分野も広げていく計画を立てています。『本物の学び』を通して『学び』のモチベーションをアップさせる、それをテコに受験勉強にも対応する力をつけさせる、これが中高等学校の目指す方向です。」(第289号 平成25年9月26日発行)