« 頑張る中学生 | メイン | 大学卒業後の進路 »

センター対策

 きょうは台風で延期になっていた校外学習です。朝、学校に登校している生徒は、バスで目的地に行くために学校集合になっている中2と、校外学習を中止にしてセンター対策用の「パックV」を実施する高3だけです。高3はこの時期ですので、さすがに校外学習という訳にもいきません。気持ちを切り替えセンター対策に取り組んでいると思います。他の学年はそれぞれ目的とする現地に集合することになっています。なお、中3は沖縄研修旅行の最終日です。
 さて、政府の教育再生実行会議の動きもあって注目を集めている「大学入試センター試験」ですが、これは「大学に入学を志願する者の高等学校段階における基礎的な学習の達成の程度を判定することを主たる目的」とし、「大学教育を受けるにふさわしい能力・適性等を多面的に判定することに資するために実施するもの」として1990年にスタートしたものです。高等学校新規卒業者が年々減少している中でも、高等学校等の卒業見込者全体に占めるセンター試験の志願者の割合(現役志願率)は増加し続けており、平成25年度大学入試センター試験では、42.1%となっています。また、これに参加する大学も年々増え、平成26年度は843大学(短期大学を含む)となっています。
 批判の声があるセンター試験ですが、何と言っても「センターを制するものが受験を制する」です。現在のセンター試験の問題は、高校教科書をよく吟味して受験者の平均点が6割台前半になるように作られた優れた問題が多いと言われています。教科書の内容をすべて理解できるようにする。これがセンター対策にほかならないのです。